世代間の不平等をゲーム理論で定式化できるか
要は
・若者
・壮年
・老人
これらのコンフリクトをゲーム理論的に分析できないか、という話。一例として年金問題を考えてみよう。
年金を払う/払わないという戦略があり、利得は年金の支給である。
定式化できるだろうか? 問題は、普通のゲーム理論の Agent と違い寿命を盛り込んだ方がずっと自然だろう。この点ではゲーム理論というよりABMに近いかもしれない。
また、各々の世代のポピュレーションも問題に大きく関連してきそうである。
何より、年金を若者世代が実際に受け取れるのは若者が何十年か経って老人になってからなので、人口の再生産も含めて考えなくてはいけないのがかなり悩ましい。
さて、ここから分析に移る……としたいが、これはまたの機会としたい。要は、今の私には難しいのだ。
ただ、その前準備くらいはしておきたい。あるいはそれを見て誰か物好きで親切な方が分析してくださるのを期待する。
・利得をどうやって決めるか
→若者世代の人口をYとし、壮年世代の人口をMとし、老人世代のそれをOとする。その上で、若者世代の平均年収をaと、壮年世代のそれをbとおくと、老人一人あたりが受け取れる年金額 p は(税率を一律とすれば)
p = (aY+bM)/O
である。
・マトリックスはどうなる?
(また加筆します)