社会科学と内部観測[メモ書き]
社会科学は必然的に内部観測を通して構成する必要がある。
ここで、素朴な問いだが、「社会科学者自身が系を構成する一要素であるところの社会を、社会科学者は俯瞰可能か、仮に可能ならばどのように可能になるのか」という疑問を持った。
本当に社会科学者は社会を俯瞰できているかはかなり議論が分かれそうであるが、より以上に興味を惹かれるのは俯瞰可能だった場合、社会科学者の認識内に社会の「モデル」があるはずで、これは人体の各細胞に遺伝情報が格納されていることに通じるものを感じる。
人間以外の、チンパンジーやハダカデバネズミや蟻は自身の社会の全容をどの程度まで把握しているのだろうか?