惑星からの逃走線

読書記録や研究上で思いついたこと、日々の雑感など。

個人的な歴史上の七不思議

個人的に、「これは不思議だな」と思う歴史上の・人類学上の事実を羅列していく。

既に研究者の間では決着がついているものもあると思われるので、そういったものに関しては是非教えていただきたい。

また、間違っている場合もあると思われるので、ご注意のほどを。

 

  1. ポリネシア人は偉大な遠洋航海者だったのに、オーストラリアに入植した形跡がないのは何故か。一応、存在は知っていたようだ。
  2. タワンティンスーユ(インカ帝国)とアステカ文明は、距離的には大して隔てられていないにも関わらず、あまり交流のあった形跡はない。コンキスタドールがアステカを征した時も、インカはほとんどそれを知らなかった。
  3. イスラーム初期における破竹の勢いの拡大時でも、アラビア半島から目と鼻の先にあるキリスト教国エチオピアは征服されなかった。エチオピアは必ずしも征服しやすい地形ではないにせよ、これはなぜか。
  4. ルーマニアの起原について。なぜ、周辺であの国だけロマンス系言語の特徴を残すことになったのか。
  5. 結局、ポリネシア人はアメリカ大陸に到達していたのか。
  6. 南インドのドラヴィダ系諸民族は一時期オーストラロイドの人種的特徴を持つとされていた。もしこれが本当ならば、オーストラロイドの移動はどのような経路をたどったのか。
  7. ケネウィック人の問題は、どうなったのか。1996年にUSワシントン州で先史時代の人骨が発見されたが、その人骨にはネイティブアメリカンの特徴は見受けられず、論争が起きた。なお、その後にアイヌ民族との関連が指摘された。Wikipediaの「ケネウィック人」の項目に、情報は古いが多少の解説がある。