惑星からの逃走線

読書記録や研究上で思いついたこと、日々の雑感など。

弱さ論

ハンセン病―排除・差別・隔離の歴史 作者: 沖浦和光,徳永進 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2001/11/15 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る 私は電車の中で,図書館から借りたハンセン病の隔離の歴史についての本を読ん…

ルール・価値判断基準、強者弱者、そして逸脱と可能性

先日、信頼できる友人二人とかなり長時間にわたって話ができる機会を得た。 そこで、「弱さ論」に関して相応の進捗があったため、ここに記しておく。 まとめると、以下のようになる。 まず、「弱い」ということは何者かと比較して相対的に「弱い」、というこ…

『弱いこと』の定義について

先日から『弱いことの意味』について、断続的に考えている。 では、『弱い』とは具体的にどういった状態を指す語なのか。 『弱い』という、かなり基礎的な語彙を、より説明的な表現に分解することは可能か? 『弱い』という言葉は様々な場面で使われる。 「…